伝統工法をベースとした 世代を超えて受け継いでいける家

2012年01月19日

屋根工事始まりました

屋根工事がスタートしました。
まず、垂木と呼ばれる斜め材の先端に広小舞と呼ばれる材料を取り付けます。
今回は、屋根が大きかったので真っ直ぐに取り付けると下がって見えたり、年月が経つと隅が重みで下がったり見えたりするため、少しだけ隅の部分に反りをつけました。
言われないとわからない位、少しの反りにしたつもりです。
数多くの部材を完成までに取り付けますが、その一つ一つが集まり、全体で見たとき何故か分からないけどきれいだなと思えるよう大きさや出などにも気配りが必要です。
ニノ2.jpg



先端近くとそこから1m位上がった所にある 巾3cmくらいの隙間が吸気口です。
夏に屋根裏に上がると、サウナのようだという経験はありませんか?
また、温まった空気が夜冷えて屋根の中で、結露するのを防ぐため空気が流れるようにします。
ニノ3.jpg


白く見えるのが水は通さず湿気は通す紙です。紙の下には見えませんが、断熱材が敷き詰めてあり熱を下には通しません。紙の上に取り付けてある材料の厚みが、空気が流れる空間になります。
この白い紙は、屋根から切れ目なく壁までつつみ、この状態でもかなりの防水力があります。
最終的には3重の防水層ができます。
ニノ4.jpg


白い紙の立ち上げ部に排気口を造り、熱気を外部に放出します。
天気予報を見ていても雨が心配で空を見上げる毎日です。
ニノ1.jpg


今日も気持ちのいい青空が広がっていました。明日も晴れますように。
ニノ5.JPG
posted by kinoie-kitami at 16:13| Comment(0) | 現場日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

上棟

久々の更新なので、少し前の仕事から徐々にアップしていきます。

まずは、N邸の上棟風景から。

N邸は、正方形の平屋造りで登り梁(垂木)、貫工法、土台レベルの梁を
外部に持ち出し、四周に縁を巡らせるというのが特徴の家です。
材料も国産材にこだわり、
 土台・・・クリ
 柱、梁・・・杉

を金物を使わず伝統的な工法で組み上げています。

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まずは、真ん中になる核となるフレームを組み上げます。
ここに外周部の桁に登り梁(垂木)を納めていきます。


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欠損を考え、段差をつけたり、材の大きさを検討する部分です。
ヤトイによる込み栓とシャチ栓によりとめています。

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・・・筋かいを使わず、30×120の材を柱に通しアゴとクサビでとめます。         
追掛大栓つぎ・・・横架材の継手に適しており大きい材料を強固にとめます。

聞きなれない言葉が多いと思いますが、金物を使わない昔の人の知恵が生み出したとめ方です。 


20100119_332.JPG  no-title
この材料は屋根材と天井材を兼ねています。8メートルを超える長さの材料なので、重さによる下がりを検討し、見た目内部から見たとき、ごつくなりすぎるので屋根部分の見えなくなる部分で材を多くとっています。
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完成品


20100120_297.JPG 20100120_280.JPG
いよいよ建て方も終盤です。
中心部の明り取りの屋根です。これは、真ん中に柱を立てず斜めの材料がつっぱりあい総持ちで持っています。百人乗っても大丈夫!?

20100119_311.JPG 20100122_263.JPG
ケガもなく、無事組み上がりほっとひと安心。
何度やっても建て方は疲れます。しかし、建て主さんの笑顔が疲れを吹き飛ばします。
ほっとしたのもつかの間。いよいよ明日からは、材料を汚さないように、雨との戦いです。

がんばるぞー!!


posted by kinoie-kitami at 16:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

N邸新築工事始まります

山形より材木が届きました。
大型車で入ってくるので、工場に入れるための、積替え作業に一日がかりです。山形の材木の特徴は、大径木からとるため、目の詰んだ赤味の、規格品以上の材料がとれることです。(とにかく大きくて長い材がとれます)

ni-no.jpgni-no3.jpg(木取り)入ってきた材木はのこぎりで挽いただけの、曲がったり大きさがまちまちのため、機械で真っ直ぐな真四角の材料にします。この材料は屋根の隅木で、長さ9メートルの300×180ミリの材で体力的にこの加工をしてる時期が一番辛いです。

ni-no7.jpg       直角の確認をしています。右斜め上
ni-no9.jpg

(墨つけ、加工)柱に指し物の建具の溝を合わせているところです。
二宮邸ほか 001.jpg
上の写真の柱の上部に取り付ける桁の加工
二宮邸ほか栞奈卒業前日 001.jpg
上の桁に取り付ける垂木の加工です。これらの材料は見える場所になるため、少しきつめに加工します。
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